フリーランスでも、税金は納めないといけません!

最近はパソコンの普及により、フリーランスで仕事をするということが珍しくなくなってきました。でも、「自分はフリーランスだから、税金払わなくていいや」と思っていませんか?気持ちは分からなくはありませんが、納税は国民の義務です。稼ぎがあるならちゃんと払いましょう。サラリーマンだと税金回りの手続きは会社がやってくれる(一部の例外もありますが)のですが、フリーランスは自分でやらないといけません。そこで問題となるのが、申告の仕方です。申告の仕方には大きく分けて2つあります。まずはそこを押さえましょう。

申告の仕方とその違いを見てみよう!

税金の申告の仕方には、大きく分けて2種類あります。それぞれの名前は、申告に使う紙の色からきています。それぞれの方法の違いと、向いている人についてお話ししましょう。

  • 白色申告

白色申告ですが、まず、税務署に特に届け出をする必要がありません。また、「ここまでなら税金がかからないよ」という「特別控除」もありません。記帳義務はありますが、簡易簿記で大丈夫です。また、決算書も作成する必要はありません。収支内訳書のみで大丈夫です。

そのため、これまでまったく経理経験がない人や、フリーランス収入の少ない人、事務処理にあまり時間を取れない人に向いている方法です。

  • 青色申告

これに対し、青色申告ですが、簡易簿記または複式簿記のどちらを選択するかによって、特別控除がつく、というお得な点があります。簡易簿記なら10万円、正規の複式簿記なら65万円とかなりお得です。ただし、貸借対照表、損益計算書などの決算書を作成しなければいけません。

また、家族を「専従者」として従業員にした場合、その人に対する給与は妥当な範囲であれば金額に制限はありません。

そのため、不動産や株式などである程度まとまった収入がある人、経理に時間がさけるか、家族の誰かに手伝ってもらえる人、もうすでにある程度フリーランスで活動していて収入がある人におすすめです。

 

まずは白色申告にチャレンジしてみよう

申告方法を比べてみましたが、簿記を勉強した経験があるならともかく、そうでないならまずは白色申告から始めるのがおすすめです。自分が仕事で使った経費のレシートと、いただいた報酬のわかるものを集め、そこから必要な書類を作りましょう。白色申告に必要な書類を作るためのソフトもあるので、参考にするといいかもしれません。また、案外頼りになるのが税務署。わからないことがあれば書類を持って行って聞いてみるといいでしょう。親切に教えてくれます。