「将来会社を設立したい」、「これから会社を設立したい」という思いを胸に秘めている方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな思いを実際の形にするうえでにこれだけは知っておいて頂きたい「会社設立時に必要な書類」をご紹介します。

定款について

「定款」は、会社設立のために絶対に必要な書類で、会社の組織活動の「根本原則」を記載しております。
根本原則を記載していますので、「会社の憲法」とまで言われています。会社を設立するに当たってはこの「憲法」を作成しなければなりません。

定款には絶対に記載しないといけない「絶対的記載事項」と呼ばれるものが6つあります。

  1. 会社の目的
  2. 商号
  3. 本店の所在地
  4. 設立時に出資する財産の最低金額
  5. 発起人の住所
  6. 発行可能株式数

この6つの絶対的記載事項は設立前に決めておかなくてはいけない事項でもあります。

会社設立登記申請書について

定款以外にも、「会社設立登記申請書」も必要な書類です。
新しくできた会社は「登記」をしなくてはいけません。登記をすることによって初めて会社は「法人」という人格を持つことができるのです。
人格を持つことで人間(自然人)と同じように売買をするなどの権利を持ったり、逆に義務を負ったりすることができます。
 
会社設立登記申請書に記載すべき事項は以下の通りです。

  1. 会社の商号
  2. 本店
  3. 登記の事由
  4. 登記すべき事項
  5. 課税標準金額(資本金の金額)
  6. 登録免許税(資本金の 0.7%)

3の「登記の事由」には「平成○○年○月○日発起設立の手続終了」と決まった文言を書くことになっております。

その他の必要な書類

「会社設立登記申請書」と「定款」が完成すれば、あとは細々とした書類だけです。

その他に必要な書類をご紹介します。

資本金の払込証明書

これは定款で記載している資本金の額が実際に入金されているかを証明する書類です。

発起人の決定書

これは会社の本店所在地が発起人の同意により決定されたことを証明する書面です。

就任承諾書

設立時に自分の他に役員がいる場合は、役員になることを承諾していることを示す書類が必要です。

印鑑証明書

これは、発起人の分以外にも役員の分も必要です。

法人設立届出書

税務署に提出する書類

青色申告の承認書

青色申告を今後していく予定の場合、必要な書類。

 

最低限必要なものは以上です。書類は多いですが、細々しているだけで難しくはありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?簡単に必要な書類をご紹介しました。
今回の記事で会社設立の目標に向けて具体的に行動できる後押しができたら幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。