クラウドファンディングという資金調達の新しい形

コーポレート・ファイナンス、つまり、会社の資金調達をどうするか、ということは会社にとって大きなテーマの一つです。

従来は、株式を発行したり、社債を発行したりなどという形が多く取られていました。

もちろん、この方法は現在においても広く活用されています。

企業の資金を増やし、事業を拡大するにあたっては不可欠の方法であることは確かです。

しかし、最近になって、新しい形の資金調達方法が注目されるようになりました。

それが「クラウドファンディング」です。

これは、不特定多数の人がインターネットなどを介してあるビジネスプランに資金を拠出することを言います。

「このプロジェクトの出資者を募集しています」という内容のホームページを見たことがある、という人も多いのではないでしょうか?

このクラウドファンディングについて詳しく見てみましょう。

 

クラウドファンディングの類型

基本的に、クラウドファンディングは出資者に対するリターンの形態によって、次の3つのように分類されます。

寄付型:投資という形で資金を拠出するが、出資者に対する金銭でのリターンは特にない。

投資型:投資という形で資金を拠出するが、出資者に対する金銭でのリターンがある。

購入型:投資という形での資金の拠出ではなく、プロジェクトが提供する商品やサービスの購入によって間接的に資金の拠出を行う。

なお、日本に限って言えば、法律上の制限との兼ね合いで、購入型のクラウドファンディングが用いられることが多いようです。

しかし、2014年に金融商品取引法が改正されたことにより、一人50万円を上限として総額1億円未満の資金調達をすることが可能となりました。

このため、寄付型や投資型のクラウドファンディングが今後増えてくるものと予想されています。

 

いかがでしたでしょうか。

この他にも資金調達の方法はたくさんあります。資金調達でお困りの方は一度東京あおいろ税務会計事務所にお問い合わせください!