独立開業にはいろいろな種類があります。
税理士や行政書士などの国家資格を取得して事務所を開く方法もありますし、ラーメン作りを修行してラーメン店を開く方法もあります。また、医師免許を取得して開業医となることも独立開業です。
以下では、この独立開業について、どんな職種が成功しやすいかなどについて考えます。
自分が得意な職種こそが成功しやすい職種!
まず、どんな職種が成功しやすいかということについてですが、これは、独立開業しようとする人の持つ技能や性質によります。
独立開業は、開業した人の仕事の出来不出来が成功を左右します。
その人の持つ能力を十分に発揮できる職種であれば、独立開業で成功する可能性が十分に見こめます。
自分が不得意な職種で独立開業をしようとする方はほとんどいないと思います。
どの職種でも、独立開業して成功する人と失敗する人がいます。
自分が得意な職種で思いっきり頑張れば、誰でも成功できる可能性があります。
自分が得意な職種こそが、成功しやすい職種とであるといえます。
独立開業の資金面について
ところで、独立開業の場合、資金がどれくらい必要かという問題は重要な問題です。
必要資金が準備できない場合には、独立開業はできません。
以下では、主な職種の独立開業に必要な資金額について解説します。
国家資格に関する開業は安く済む!
税理士や行政書士等の事務系の国家資格をもとに開業する場合には、資金はそんなに必要ありません。
特に、自宅を事務所にして開業する場合には、少額で済みます。
40万円〜600万円程度が相場と言われております。
商売やサービス業での開業は資金が必要!
一方、飲食店や小売店など商売で独立しようとする場合には、お店の規模や業種にもよりますが、大きなお店で開業する場合には資金は結構かかります。
店舗の改装費や地代、従業員の給与、機材などの購入が必要となります。
相場は、50万円〜1,500万円程度と言われています。
医師や歯科医師の開業はかなりの資金が必要!
医師や歯科医師の開業の場合、開業資金は1,000万円〜1億5千万円と言われています。
医師や歯科医師は、開業となると、最新式の治療機器や、病院の内装などに多額の資金が必要になります。
なお、「居抜き物件」と呼ばれる、廃業した医院をそのまま引き継いで開業するという方法の場合には、運転資金は節約されますが、それでも1,000万円程度になります。
まとめ 〜独立開業は慎重に〜
サラリーマンの場合には、毎月、会社が必ず給料を支払ってくれました。
しかし、独立開業すると、仕事がないとお金が入ってこなくなります。
その一方で、従業員に対する給料や事務所の地代など事業にかかるお金や、税金、社会保険料等は毎月徴収されます。
また、子供がいる場合には教育費、配偶者が専業主婦の場合には、奥さんの生活費が必要になります。
フリーランスというと格好が良いかもしれませんが、現実は非常に厳しいので、独立開業をする際には、こういったことを十分に考慮する必要があるでしょう。