個人事業主様が悩むことのひとつとして、会社設立するべきか否かがあがられます。
どっちにも一長一短があり、迷うのは当然といえるでしょう。
今回は、個人事業主と会社設立、両者のメリットを比較してみます。
個人事業主のメリット:利益が少ない場合はオトク
日本は累進課税制度なので、利益が少ない場合は個人事業主のまま事業をすすめた方が払う税金は少なくなります。
個人事業主のメリット:社会保険のことを考えなくてもいい
個人事業主は国民健康保険と国民年金に加入すれば問題ありません。
健康保険と厚生年金保険への加入は気にしなくてよいです。
個人事業主のメリット:手続きが簡単
個人事業主は書類を2種類提出するだけで、事業を開始することができます。
また、法人と比べ遥かに簡単に確定申告することができます。。
会社設立のメリット:利益が多い場合はオトク
さきほど、利益が少ない場合は個人事業主の方がオトクと書きましたが、逆に利益が多い場合は会社の方がオトクになっています。
経費の幅が広がり、自分に掛ける生命保険や自分や家族に支払う退職金などが経費として認めらます。
赤字の繰越控除が長く、法人の場合、赤字は9年間繰り越して控除することができるのです!
会社設立のメリット:信用性が高い
会社の場合は、銀行からの借入は個人事業主よりも、法人のほうがしやすいといわれています。
また、採用の際も、法人である方が、働く側の印象もよく、採用がしやすいです。
個人事業主とは取引をしないという会社も存在し、営業などの場合でも、法人のほうが相手に与える印象がよくなる傾向にあります。
まとめ
個人事業主と会社設立、どちらにもメリットはあります。
全体的に手続きは会社のほうが大変です。
最小は個人事業主で開始して、事業の拡大とともに法人化を検討するべきでしょう。