会計報告と決算報告はまったく別物!

「会計報告」と「決算報告」。一見、似た者同士のように見えます。

でも、この2つはまったく違うものなのです。

今回はその違いについてご説明しましょう。

 

会計報告は町内会、自治体、学会がやるもの!

会計報告の主体、つまり会計報告をする人は町内会、自治体、学会などのいわゆる「コミュニティ団体」です。

これらの団体が、団体のお金の出入りの報告、つまり収支報告を行うのが会計報告なのです。

「自分たちの団体がどういう風にお金を使っていて、それがどのように団体の活動に反映されているのか」ということをメンバーに知らせる、という役割も果たしています。

この会計報告は、期末に行うものとされています。では、いつを期末とするか、という話ですが、それは団体によってまちまちです。一般的には、四半期(3か月)ごとの報告が多いとされています。

また、会計報告は一人でも多くのメンバーに知らせることが重要です。

そのため、一人でも多くのメンバーを集める必要があります。このような事情もあってか、会計報告は忘年会、親睦会などの飲み会の前に行われることも多いです。

 

決算報告は企業がやるもの!

では、決算報告はどうなっているのでしょうか。決算報告の主体、つまり、決算報告をするのは企業です。企業が自らの財務状況を報告するのが決算報告なのです。

報告を行う相手も先ほどの会計報告とは大きく違っています。

会計報告は基本的に「身内の人」に対して行いますが、決算報告は「企業の外部の人(外部利害関係者)」に対しても行います。

具体的には、株主、金融機関の担当者などがあげられます。

また、企業の財務状況は様々な利害関係者に対して報告を行う必要があります。

そしてそれはこまめになされなければいけません。そのため、企業の決算報告は四半期ごとに行われるのが一般的です。

 

もう少し詳しく聞きたい方はぜひお気軽に東京あおいろ税務会計事務所にお問い合わせください