会社での人間関係に疲れた、会社での将来に不安となった、あるいは、自分の自由になる仕事がしたいということで、脱サラして、独立開業や起業を考えておられる方も多いと思います。

今回は、脱サラして実際に開業をするとどんな風になるのかなどについて考えてみます。

脱サラはメンタル面で好影響!

あるアンケート調査によると、独立開業により、仕事のやりがいが増えた方が72.8%、毎日の充実度が増えた方が64.1%となっています。

実に7割近くの方が、脱サラをして良い影響を受けたと感じております。

その他、脱サラによりストレスが減ったと答えた方が42.1%、逆に増えたと答えた方が31.4%、独立開業により愚痴が減ったと答えた方が41.1%、逆に増えたと答えた方が15.9%となっています。

これらの調査結果も、独立開業がメンタル面で好影響を与えていることを証明しています。

独立開業による収入は下がる傾向にある

なお、収入については、独立開業前は全体の16%が年収300万円以下でしたが、独立開業後には、全体の33%が年収300万円以下となっています。

また、開業前は全体の23%が年収300万円台でしたが、開業後は全体の19%が年収300万円台となっております。

独立開業後は、全体の52%(半数以上)が年収400万円未満となっており、開業前の年収400万円未満は全体の39%です。

やはり、独立開業をすると、収入の面ではあまりよいパフォーマンスを示していないようです。

開業時の資金は低く抑えるのがコツ

なお、このアンケートの結果では、開業時の資金は全体の約半数が100万円以内と答えています。

脱サラして開業した場合、サラリーマン時代に比べて、収入は減ることが多くなりますから、開業資金はできるだけ節約するのがコツのようです。

独立開業して間違いなく成功できるという確信がある場合を除いて、開業資金を借金で賄うのは危険です。

借金をして開業をすると、そこそこの収入は上げているのに借金を返済できないために廃業するという可能性も出てきます。

設備投資は事業が軌道に乗ってから行うのが原則です。

インターネットを使えば気軽に脱サラできる!

なお、最近のインターネットの急速な発達は、ネットビジネスによる独立開業、又は、インターネットによる宣伝・広告を最大限に利用した独立開業など、独立開業についても影響を与えております。

サラリーマンの方が副業でネット販売を行っているうちに、副業の業績が好調になり、サラリーマンをやめてネット販売で独立開業するというケースも、見られるようになってきました。

また、インターネットは起業情報の収集に大変便利なツールです。

独立開業を準備されていらっしゃる方にとっても、インターネットによる情報取集は、今や必須の作業となっております。

まとめ

脱サラして独立開業した場合、収入は減ってしまうが、ストレスが軽減する傾向にあるようです。

また、最近はインターネットの普及により気軽に独立開業できる環境にあるので、できるだけ低い資金で開業するように心がけましょう。